「投資信託やETFで分散投資をしながら、配当金をたくさん受け取りたい…」
投資をしている方であれば、考えたことがある方も多いはず。
今回の記事では高配当な「日本株」50銘柄に分散投資をする事ができるETF・1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)のメリットデメリット・分配金などについてご紹介していこうと思います。
1489・日経高配当50ETFとは
1489・日経高配当50ETFは、その他の通り日経平均に含まれる企業225社の中から、高配当銘柄である50社に分散投資ができるETFです。
上位組入銘柄
1489の上位組入10名柄は、以下の通りです。
順位 | 企業名 | 組入割合 |
---|---|---|
1 | 川崎汽船 | 4.71% |
2 | INPEX | 3.66% |
3 | 商船三井 | 3.51% |
4 | 日本製鉄 | 3.41% |
5 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.40% |
6 | 日本たばこ産業 | 3.32% |
7 | ソフトバンク | 3.29% |
8 | みずほフィナンシャルグループ | 3.29% |
9 | 三井住友フィナンシャルグループ | 3.21% |
10 | 日本郵政 | 3.11% |
このほか、
- エネオス
- 三菱商事
- ブリヂストン
- 東京海上ホールディングス
- 住友商事
などなど、高配当銘柄が50銘柄含まれています。
分配金・配当金は?
1489には1月・4月・7月・10月と年4回の分配金があります。
分配金月 | 分配金額 |
---|---|
2023年10月 | 893円 |
2023年7月 | 104円 |
2023年4月 | 966円 |
2023年1月 | 145円 |
年間合計 | 2108円 |
偶数月が分配金が多いようですね。
ちなみに、分配金は配当金とは違います!
- 配当金:企業が「利益」を還元しているもの
- 分配金:配当金に似ているが別物。利益に関係なく、資産を取り崩して分配しているもの。
1489・日経高配当50ETFのメリットとデメリット
続いて、1489へ投資することのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
自分で銘柄選びと管理をする必要がない
最大のメリットは、自分で銘柄選び・管理をする必要がない点。
高配当株50銘柄の決算を全て見て、全ての売買管理するとなると労力がかかることは間違いありません。
「とりあえず日本株の高配当銘柄に投資したいけど、色々調べるのも大変だな…」と感じる方にとってはメリットが大きいといえそうです。
個別株と違い、維持コストがかかる
一方でデメリットは、個別株をただ保有しているのとは違うため維持コストがかかると言う点。
1489の維持コストは、信託報酬年0.308%がかかります。
1口あたり株価が高い
少額投資家にとっては、1株あたりの株価が高いため少しハードルが高く感じるかもしれません。
でも ” 1口買えば高配当株「50銘柄」に分散できる ” と考えれば、少しハードルは下がるかも・・!
この記事を書いている2023年11月時点での1489の株価は、約58,000円。
- 58,000円を元手に個別株10銘柄に分散投資する
- 58,000円で1489を1口買う
私のような投資家にはちょっと勇気がいる金額ではありますが、分散性は②の方が圧倒的に高くなりますね。
1489で配当金生活がしたい!どのくらい投資する必要があるの?
2023年11月16日、公式で発表されている利回りは3.67%となっています。
これを元に計算すると…
投資元金 | 年間分配金 |
---|---|
10万円 | 3,670円 |
100万円 | 36,700円 |
500万円 | 183,500円 |
1,000万円 | 367,000円 |
3,000万円 | 1,101,000円 |
5,000万円 | 1,835,000円 |
投資元金に対してもらえる分配金はこのようなイメージになります。
目標とする分配金額の参考としてみてください。
1489は、日本株高配当株投資で銘柄選びが面倒な人におすすめ!
今回の記事では、1489・日経高配当50ETFについてご紹介しました。
日本株の高配当株の管理が面倒・ほったらかしで分散投資がしたい…と言う方にはかなりおすすめなETFだと感じます。
維持コストはかかりますが、自分で50銘柄分の管理をすることを考えると安い気もしますね。
労力をかけずに日本国内の高配当株に投資をしたい人は、ぜひ1489をチェックしてみてください!
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